こんにちは。湘南国際アカデミー高等部の総合サポートを担当している高橋です。
当校は、さまざまな特性を持った生徒たちを学習面、精神面から支援し、高校卒業の資格取得までサポートする通信制高校のサポート校です。少人数制を取っており、きめ細やかな支援を提供しています。
今回は、高校進学にあたって、通信制高校を検討中の方のために、「通信制高校とは?」というタイトルで、主に全日制高校との違いや、通信制高校の特徴、高校選びのポイントなどを紹介します。ぜひ高校選びの参考にしてください。

通信制高校とは?

通信制高校とは、通信教育によって場所を選ばずに勉強できる高校のことです。卒業要件を満たせば、全日制高校や定時制高校と同様に高校卒業の資格を得ることができます。

通信制高校、全日制高校、定時制高校の違い

高等学校には「全日制課程」「定時制課程」「通信制課程」があります。全日制課程と定時制課程は登校して授業を受けることが前提となっています。全日制は昼間に、定時制課程は夜間または午前、午後に授業が設定されていることが多いです。
一方、通信制高校は自宅学習が中心なので、登校して授業を受けるということがほとんどありません。

通信制高校のしくみ

高校の単位取得方法には学年制と単位制があります。
通信制高校では単位制を採用しているところが多くなっています。
1年毎に定められた単位を取得しないと進級、卒業できない学年制に対し、単位制であれば個人の進度で学習を進めていくことが可能です。
ひとくちに通信制高校といっても種類や特徴などさまざまです。ここからは通信制高校の特徴を、全日制高校と比較をしながら具体的に説明していきます。

通信制高校を卒業するために必要な条件とは?

高等学校通信教育では、学校に3年以上在学し、30単位時間の特別活動に参加して、必要単位数74単位を修得することが卒業に必要な条件となっています。

通信制高校を卒業するために必要な在籍期間

全日制課程と同様、通信制高校も3年以上の在籍期間が必要です。
※定時制は4年以上となる学校も存在します。
主に学年制を取っている全日制高校は3年間の在籍期間が一般的です。対して通信制高校は単位制なので留年がなく、少しずつ学習を進めて単位を修得したい方にも合っています。
留年せず4〜5年かけて高校を卒業することもできるので、学習進度が不安な方も安心して通うことができます。

通信制高校を卒業するには74単位以上の単位取得が必要  

通信制高校では、通信制添削課題であるレポート提出・集中スクーリング・単位認定試験を繰り返し、単位を取得していきます。そして卒業に必要な74単位を取得することで、高校卒業資格を得ることができます。

通信制高校のレポート(課題の添削)について      

通信制高校における通信制添削課題のレポート(※以下レポートと表記)とは、プリントやワークのようなもので、定められた期限までに提出することで学習と認められます。 また、レポートの提出方法もさまざまです。以前は郵送するのが主流でしたが、最近ではeラーニングのように、オンライン上で授業を配信・視聴しそのままインターネットでレポートが提出できる学校も多いです。

単位取得に必要な集中スクーリング(面接指導)について

集中スクーリングとは、実際に学校やスクーリング会場に登校して、先生から対面で指導を受けることです。授業を聞いたり、先生に個別に相談したりしながら、学習への理解を深めることが目的です。スクーリング時間は単位ごとに決まっており、その回数分の授業を受けることで単位を取得します。

単位認定に必要な単位認定試験について   

全日制高校では中間試験や期末試験、学年末試験などがあります。通信制高校では一般的に単位認定を受けるための試験があり、学校によって「単位認定試験」と呼ばれています。単位認定試験は学年末や各期の終了時に実施されます。

特別活動について

特別活動とは、学校行事や様々な活動のことで、ホームルーム活動や学校行事などが挙げられます。
高校を卒業するためには、特別活動に30単位時間以上出席することが必要です。
通信制高校でも、全日制高校と同じような学校行事が行われていますが、学校によって実施の有無や内容は異なります。

通信制高校での学校生活

通信制高校の学校生活はどんな感じなのでしょうか。通信制高校での生活は学校によりかなり幅が広く、それぞれ特徴があります。
校則については厳しく定めらえている学校は少なく、自由な校風の学校が多いです。
運動会や文化祭などのイベントはあるか、部活はあるか、制服の有無や服装の規定はあるか・・など、特に気になる部分についてはよく確認しておきましょう。

通信制高校が選ばれる理由       

文部科学省の調査によれば、ここ数年、通信制高校の生徒数はおよそ毎年およそ1万人以上増加し、2021年度には約21万8千人となりました。なぜ今通信制高校が選ばれているのでしょうか。 コロナウィルス感染症の流行によるオンライン授業の一般化により、通信制高校は進学希望者が増加しています。 そのほかにも「登校が最小限で済む」「学費が安い」「不登校のサポートが受けやすい」「自分のペースで学習できる」といった点から、通信制高校の人気が高まっているようです。

通信制高校に出願する前に確認しておくべきポイント

通信制高校に出願する前に確認しておくべきポイントはいくつもあります。ここではポイント毎に説明していきます。

レポートの難易度と提出方法について

ほとんどの通信制高校ではレポートの難易度は高くありません。教科書やネットを調べながら解けるレベルです。
しかし、学校・コースによって学習内容や難易度が異なります。
難関大学進学を目標としているような通信制高校のレポートは難易度が高い場合もあります。
レポートの提出方法についても、学校に提出、郵送、ネットでの提出などがあります。自分にとって可能な提出方法なのかどうか、あらかじめ確認してきましょう。

スクーリングの開催地と開催期間、参加方法について

スクーリングは基本的に月に1~3日という学校がほとんどです。日数に関しては各校バラつきがあります。
集中スクーリングというスクーリング形式ならば、年に1~2回、合宿形式で行う学校もあります。その場合はホテルや合宿所に宿泊することになります。性格や特性によっては、精神的に負担になり得ますので学校を決める前に確認が必要です。

単位認定試験の開催地と開催期間、参加方法について

集中スクーリングと同じく、単位認定試験の開催地と開催期間も様々なタイプがあります。あらかじめ確認しておいた方が良いでしょう。

集中スクーリングを欠席してしまった場合の補講について

学校により異なります。単位が取れなくなってしまう場合もあれば救済が用意されている学校もあります。入学してから不安にならないよう、出願前に確認しておきたいです。

単位認定試験で追試が必要になった場合の取り扱いについて

集中スクーリングと同様、単位認定試験の扱いも学校により異なります。追試験が必要になった際、その対策に費用が発生する学校もあります。

単位を落としてしまった場合の取り扱いに関して

学年制の高校では単位を落とした場合は「留年」となり、もう一度同じ学年をやり直すことになります。同じ学年に留まりますので単位が取れた科目も全部やり直しです。
対して通信制学校で単位を落とした場合、大抵は翌年度にその科目を取り直せば卒業が遅れることはありません。
ただ、その場合再履修に対して追加費用がかかる場合と、規定の学費に含まれているため追加費用がかからない場合があります。

卒業後の進路実績(進学や就労)について

進路選択の自由度が高い通信制高校では、その分、自分自身で将来について考え、将来に向けて準備していくことが大切です。
学校により進路の方向性が異なりますから、自分が進みたい進路へのサポートが充実しているかどうかを確認しましょう。
進学希望の場合は大学なのか専門学校なのか、進学実績を確認しながら自分の希望する進学者が多い学校を選ぶとよいでしょう。一般受験を希望するのであれば、学力を伸ばせる環境が必要です。推薦を希望する場合は学校推薦の有無、推薦入試に対応したサポートがあるかどうかを確認しましょう。
就労希望の場合はどのようなタイプの就労に対応しているのか、特性に合わせたサポートをしているか、などを確認しましょう。

通信制高校に入学・転入・編入する方法(出願)

通信制高校に入学する意思が決まり、出願する前に確認しておくことを説明します。

通信制高校に入学する場合(新入学)       

全日制高校と違い、通信制高校は全国の学校に入学が可能です。入学時期も、4月以外にも9月入学や毎月可能な学校など、学校によって柔軟に対応しているところが多いです。
入学試験については、書類審査・筆記試験・作文・面接など、学校によってさまざまです。
公立の通信制高校では、数教科の筆記試験があったり、面接のみだったり、地域によって異なります。
一方で私立は筆記試験があることは少なく、書類と面接の学校が大半です。学校やコースによっては書類のみ、もしくは面接だけの場合もあります。

通信制高校に転入する場合

転入とは、現在高校に在籍している生徒が、新たに別の高校に入学することをいいます。転校や転入学ともいわれます。
前の高校での単位数により転入先の通信制高校での履修が変わります。取得した単位によっては2年次や3年次から転入学することができ、同級生と同じタイミングで高校卒業することも可能です。

通信制高校に編入する場合

編入とは、高校をすでに中退した生徒がほかの高校へ再入学することをいいます。以前在籍していた高校で修得した単位数は、卒業に必要な単位として新しく通う高校へ引き継ぐことができます。

通信制高校の学費について

通信制高校の学費は、全日制高校と同様に、公立か私立か、そして登校や通学形態によって変わってきます。ここでは、入学する前に確認しておきたい学費についてポイントごとに説明していきます。

通信制高校の学費について確認しておくべきポイント

教材費が含まれているのか

パンフレットの「学費」の欄を確認すると、授業料の他に、入学金、施設設備費、教育関連諸費などさまざまな費用が記載されています。それらを全て含めて「学費」と呼んでいます。
意外に見落としがちなのが「教材費」です。義務教育である中学校までは教科書代が無料でしたが、高校からは必要になります。 それらが含まれているのか、含まれていない場合はどの程度の費用が発生するのか、あらかじめ確認しておきたいですね。

補講や追試が必要な場合に追加で費用が発生するのか         

もし集中スクーリングに欠席した場合や、単位認定試験で不合格になってしまった場合は補講や追試験で対応する学校が多いです。その場合の費用についても確認しておきましょう。

制服の有無と制服を購入する場合の費用   

一見すると高校生らしい制服も負担に感じる生徒もいます。制服の有無と共に、購入は強制なのか、任意なのか確認しましょう。通学時の着用ルールなども知っておくと安心ですね。

その他、パンフレットや募集要項に記載されていない費用が発生するのか

その他にも、募集要項記載以外の費用について確認しましょう。コースによっては教材費や実習費が高額になる可能性もあります。
また、通信制高校の大きな特徴として集中スクーリングがあります。集中スクーリングの開催場所、日数、時間帯は学校ごとにさまざまですが、注意が必要なのが集中スクーリングの会場についてです。集中スクーリングは観光地のホテルで開催されることもあります。飛行機代、ホテル代などが別途かかり、結構な金額になってしまうことも少なくありません。

通信制高校のメリット・デメリットついて

ここでは、通信制高校のメリット・デメリットについて説明していきます。

メリット1.不登校になりがちな生徒にとっても高校を卒業しやすい

全日制高校では毎日5~6時間の授業があり、年間で200時間前後の授業があります。クラス全員が一斉授業を受けますが、出席日数が少ないと単位が修得できず、留年してしまいます。
通信制高校は全日制高校と比較すると出席日数の条件が軽減されています。不登校になって学校に行くことに対しハードルが高い生徒にとっても高校を卒業しやすくなっています。

メリット2.発達障害や起立性調節障害などで体調を崩しやすい生徒も単位を取得しやすい

起立性調節害の生徒や、体調を崩しやすい生徒にとって、毎朝起きて学校に通う必要がないことは大きなメリットです。自分で時間割を組むことができる学校ならば午後からのスタートにすることも可能です。プレッシャーから解放され、精神的ストレスも軽減するかもしれません。

メリット3.自分のペースで勉強ができる

通信制高校は「単位制」なので留年がなく、少しずつ学習を進めて単位を修得することができます。留年せず4〜5年かけて高校を卒業することも可能なので学習進度が不安な生徒も自分のペースで勉強を進めていくことができます。

メリット4.自分の時間を高校生活以外の時間に利用できる

通信制高校では、レポートの提出やスクーリングがある日以外は、自由に時間を利用できます。そのため、アルバイトをしたり、スポーツや芸能活動に力を入れたりすることができます。自分の興味がある資格取得の勉強など、夢や目標と並行して学習することができます。

通信制高校のデメリットについて

どのような学校でも様々な面や立場から見ればメリットもデメリットもあり、時にメリットもデメリットに変わります。通信制高校のデメリットとして、

・大学受験が難しい
・友達をつくる機会が少ない
・勉強のペースがつかみにくい
・生活リズムが崩れやすい
・自分で計画を立てて学習を進めなければならない。
など、以上のようなことが挙げられます。

通信制高校で卒業できるか不安な方のためのサポート校

サポート校とは、通信制高校に通う生徒に対して、3年間で高校を卒業できるよう単位取得に必要な勉強や精神面の支援を行う民間の教育機関です。
学校教育法で「高等学校」と定められていないので、サポート校単独で勉強しても高校卒業資格はもらえません。そのため、通信制高校に同時入学する形となります。

サポート校についての詳細はこちらの詳細記事もご覧ください。⇒「サポート校とは?通信制高校との違いやメリットを解説」


本日は、通信制高校について主に全日制高校との違いという面から説明しました。湘南国際アカデミー高等部では、無料資料請求をはじめ、通信制高校やサポート校の仕組み、高校卒業程度認定試験、フリースクールに関すること、お子様が抱えている課題、転入・編入に関する様々なご質問にお答えしておりますので、お気軽にお問い合わせください。

お子様とご家族のより良い未来を築くための一助となれるように、今後も有益な情報発信とサポートを心がけてまいります。

この記事の執筆者
湘南国際アカデミー高等部 高橋

湘南国際アカデミー高等部
総合コーディネーター
高橋 郁子

大学卒業後、製造業で顧客教育やマニュアル作成を担当し、結婚出産を経て学習教室を開室。主に小中学生を対象に学習支援に携わるが、転居に伴い日本語教師の資格を取得し、企業内で日本語教育を提供する。その後は、新型コロナなどの新しい流れの中で、発達障害や不登校で悩んでいる、自身の子と同じ世代の子どもに寄り添いたいとの思いから、湘南国際アカデミー高等部に入職。同じ世代の子どもを持つ保護者もサポートしている。

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